カテゴリー: 食卓に関する迷信

あがり症は雑巾で顔を拭く

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他人の家で食事を頂いている時にご飯のお代わりをする場合は、茶碗に少しのご飯を残してお代わりをするのがよいといわれます。
これは、ご飯を少し残すことでその家との縁が切れていないことを相手に示すためというのが理由なのです。
雑巾で顔を拭くとあがらないという言い伝えもあります。
人前に出るとどうしてもあがってしまうという人も少なくないでしょう。
でもなぜ雑巾で顔を拭くとあがるのを抑えられるのかというと、その行為が非常に恥ずかしいものだからです。
雑巾という汚いもので顔を拭くという自分の誇りや恥を捨てたような状況に自らを追い込むことで、あがるという感覚さえなくしてしまおうというものなのです。
とはいえ、これはあまりオススメできる言い伝えではないかもしれませんね。

たくあんの語呂合わせの真実

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飲食店などで食事をしてる際に、漬けあわせにたくあんが出されていたとき、たいていは二切れだと思います。
この理由は、語呂合わせです。
一切れだと「人切れ」、三切れだと「身切れ」に繋がり縁起が良くないからなのです。
さらに四切れは「4」が「死」と読めることから、二切れが選ばれているのです。
こういった習慣は、江戸時代の頃から続いているようです。
女の人の中には、母親から雛人形はひな祭りが終わるとすぐにしまわないと結婚が遅れるといわれたことはありませんか。
ひな祭りは、人の代わりに人形を川に流して体の穢れを清めるという中国の風習が伝わったのが始まりです。
元々は質素な人形だったのですが、江戸時代になって親の子どもを思う心からか次第に豪華な人形となっていったため川に流すことはなくなりました。
そんな豪華な人形を大切にするために、長く出しっぱなしにすることを戒めてこのような言い伝えができたと考えられています。

早く客を返したい時に合図をおくる

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「箒を逆さまに立てると客が帰る」という言い伝えがあります。
今では掃除に箒を使うことも少なくなりましたが、昔は箒は神様が宿る神聖な道具であったのです。
はじめて箒が作られた当初は、掃く部分は稲わらが使用されていました。
日本人にとって稲は主食である米ができる大切なもの、それを一部分に使う箒もまた、特別な力を秘めているとされたのです。
したがって、招いていない客や長居をしてもらいたくない客を早く返して欲しいと、箒を逆さまに立てて神様に合図を送ったのです。