早く客を返したい時に合図をおくる

「箒を逆さまに立てると客が帰る」という言い伝えがあります。
今では掃除に箒を使うことも少なくなりましたが、昔は箒は神様が宿る神聖な道具であったのです。
はじめて箒が作られた当初は、掃く部分は稲わらが使用されていました。
日本人にとって稲は主食である米ができる大切なもの、それを一部分に使う箒もまた、特別な力を秘めているとされたのです。
したがって、招いていない客や長居をしてもらいたくない客を早く返して欲しいと、箒を逆さまに立てて神様に合図を送ったのです。

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