飲み物や食べ物に関する古くからの言い伝えや風習には根拠や科学的証拠などのないものも数多く存在します。
しかしその一方、科学が発達した現代においてその事実の正確さが証明されたものも少なくありません。
科学的知識のなかった昔の人は自分たちの実体験からそれらの結果を導き出していたと考えられますが、まったく驚く限りです。
たとえば、酢を飲むと身体が柔らかくなるという言い伝えがあります。
元々は酢の物の中に入っているちりめんじゃこが普段よりも柔らかくなったことから、酢は骨を柔らかくすると考えられそういった言い伝えが生まれたとされています。
昔はサーカスの曲芸師が芸をする前に酢を飲んでいたという話もあるほどです。
けれども、酢を飲むと骨が柔らかくなるという事実は科学では証明できていません。
ただ、疲労やストレスによって生じた乳酸が靭帯や筋肉などに溜まることで身体の柔軟性が損なわれてしまうのですが、酢を飲むことで乳酸が分解されるので柔軟性が取り戻せるという点は解明されています。
柔軟性が取り戻せるお酢の真実
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